三井寺(園城寺)Miidera Temple(Onjyo-ji Temple)
日本最大の湖・琵琶湖を望む滋賀県大津市にある天台寺門宗の総本山。正式には、長等山園城寺(おんじょうじ)と称し、7世紀に天智天皇ゆかりの寺として創建された。
三井寺の名称は、天智・天武・持統の三天皇が産湯に用いられたという湧水(三井の霊泉)があり「御井の寺」と呼ばれていたことに由来する。その後、三井寺の開祖・智証大師円珍が、この霊泉を密教の三部潅頂の法水に用いたことから三井寺と呼ばれるようになった。三十五万坪に及ぶ広大な境内には、国宝、重要文化財の堂塔伽藍が建ち並び、古来より近江を代表する景勝の地として、また桜の名所として親しまれている。
寺宝・名所
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国宝 金堂
広大な境内で、ひときわ威容を誇るのが三井寺の本堂・金堂。1599年に豊臣秀吉の正室北政所により再建された。伝統的な天台系密教仏堂の様式を伝える桃山時代の名建築として知られている。
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西国第十四番札所 観音堂
琵琶湖を望む景勝地に建つ。後三条天皇の病気平癒を祈願して創建された。現在の建物は1689年に再建された。本尊は如意輪観音像(重文)で三十三年に一度ご開帳される秘仏である。
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近江八景 三井の晩鐘
1602年に建立された鐘楼の内部には、近江八景「三井の晩鐘」として有名な大鐘がつるされている。ことに荘厳な音色で知られ「日本三名鐘」の一つに数えられている。
沿革
三井寺(園城寺)は、天台寺門宗の総本山で古くから日本四箇大寺の一つに数えられている近江を代表する古刹である。686年 弘文天皇の皇子・大友与多王が田園城邑を投じて建立され、天武天皇より「園城(おんじょう)」の勅願を賜り「長等山園城寺」と称したのにはじまる。俗に「三井寺」と呼ばれるのは、天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があり「御井(みい)の寺」と呼ばれていたものを、後に智証大師が、当寺の厳儀・三部潅頂の法水に用いられたことに由来する。
拝観のご案内
現在の情報
- 公開期間
- 年中無休
- 拝観時間
- 8:00~17:00
- 拝観料
- 大人600円、中高生300円、小学生200円 (団体料金30名以上 大人550円、中高生250円、小学校150円)
- ご連絡先
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- 電話番号 / FAX
- 電話 077-522-2238/Fax 077-522-2221
- URL
- http://www.shiga-miidera.or.jp
行事案内
現在の情報
1月8日 | 仁王会 |
2月 | 節分会 |
3月15日 | 涅槃会 |
4月初旬 | 春のライトアップ |
5月1日 | 本山大護摩供 |
5月中旬 | 千団子祭り |
8月6日 | 原爆犠牲者慰霊法要 |
10月29日 | 智証大師御祥忌法要 |
12月31日 | 除夜の鐘 |
交通案内
- 名称
- 長等山 三井寺(園城寺)
- 所在地
- 滋賀県大津市園城寺町246
- 交通アクセス
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- 電車でお越しの方
- 京阪石山坂本線 三井寺駅より徒歩10分 大津市役所前駅より徒歩12分
- JR東海道本線(琵琶湖線)大津駅 →京阪バス三井寺下車すぐ(タクシー10分)
- JR湖西線大津京駅→京阪バス三井寺下車すぐ(タクシー10分)
- 車でお越しの方
名神高速道路
大津I.Cより湖岸道路経由約10分
京都東I.Cより161号線バイパス経由約10分