数珠巡礼

メニュ

高蔵寺Kouzou-ji Temple

 

大化二年(646年)、法道仙人が黒頭峰の山腹に一宇を建立されたことに始まるという古刹。
山門から本堂にかけて春には桜、夏にはあじさい、秋には紅葉、冬には椿と四季を通じて花の寺として知られている。また丹波篠山もみじ三山の一つである。

当寺院のさげわたし数珠玉

寺宝・名所

  • 山門

    右側は那羅延、左側は密迹両金剛力士像を安置する篠山市内有数の楼門で、明和7(1771)年の作と伝えられ、篠山市文化顕彰会指定の文化財である。

  • 文殊堂

    知恵の文殊菩薩と篠山市指定有形文化財の木造弁財天、元三慈恵大師が祀られている学芸成就の祈願所である。

  • 釈迦八相涅槃図

    兵庫県の指定文化財とされており、絹本着色、大きさ122.8×125.6の鎌倉時代(13世紀)のものとされている。 釈迦の入滅を描く涅槃図を中心に、左右の外縁に釈迦の事蹟(仏伝)をめぐらせたもの。八相とは、誕生、出家成道、初転法輪、涅槃の釈迦の四大事を中心に、付加された前後の事蹟全体を広く指していう。 本図の場合、向かって左縁に下から上へ、下天托胎、誕生、四門出遊、右縁も同様に、出家、降魔、初転法輪が簡略な図相で描かれている。画面はほぼ正方形で、涅槃の釈迦は半眼で右手枕してやや膝を曲げて宝台に横たわる。 摩耶夫人一行はゆったりと降下し、悲嘆する会衆らの隈取りや体躯の表現など、総じて古様を残す作例といわれている。

  • 樹齢80年をこえる枝垂桜

    山門から本堂にかけて春には桜、夏にはあじさい、秋には紅葉、冬には椿と四季を通じて花の寺として知られている。また丹波篠山もみじ三山の一つである。

沿革

 

当山開創は孝徳天皇大化2(646)年播磨国法華山一乗寺を草創して、この地を訪れた法道仙人が、黒頭峯(くろづほう)の嶺にかかる金銀珠玉の雲の架け橋を見て宝橋山(ほうきょうざん)と号したことが始まりといわれる。いにしえの頃、黒頭峯の堂之尾(どのお)と呼ばれた中腹には、七堂伽藍二十一ヵ坊の堂宇を誇ったが、天正年中、明智軍の兵火に遭い、消失した。
その時、氷上柚子村(ゆずむら)の人が雑兵にまぎれて守り奉ったのが、現存本尊十一面観世音菩薩と伝えられている。
この十一面観世音菩薩は、稽文会・稽首勲両仏師の作で、大和(奈良)長谷寺の観音像と同木同作と伝承され、普段は秘仏として宮殿(くうでん)の中にお祀りされているが33年に一度御開扉される。
兵火に遭った後、本堂は、聖徳2(1714)年。本尊脇侍の龍王権現と雨法童子は、共に永禄10(1568)年の作である。
近年では、平成7(1995)年に新・丹波七福神霊場として弁財天が奉安された。また、平成13(2001)年に檀信徒の先祖供養、回向道場として新たに阿弥陀堂が建立された。山門から本堂にかけての寺領は春には桜、夏には紫陽花、秋には紅葉、冬には椿と四季を通じて花の寺として知られている。特に平成25(2013)年より篠山市内文保寺、大国寺と共に「丹波篠山もみじ三山」として秋には多くの方が訪れている。

拝観のご案内

現在の情報

公開期間
年中無休
拝観休止日
なし
拝観時間
9:00~16:00
拝観料
無料 桜・もみじのシーズンのみ 入山料 300円  ※高校生以下は無料
ご連絡先
電話番号 / FAX
TEL: 079-596-0636  / FAX: 079-596-0006
URL
http://kouzouji.jp/index.html

行事案内

現在の情報

寶橋山 高蔵寺 年中行事予定

行事
1月1日修正会/年賀式
1月第3日曜日初観音法要/大護摩祈願
7月9日千日会/護摩祈願
8月13日~15日盂蘭盆会
8月17日施餓鬼会/新霊供養
9月秋の彼岸会
11月第3土曜・日曜日観音もみじ祭
12月31日除夜の鐘

交通案内

名称
寶橋山 高蔵寺
所在地
〒669-2812 兵庫県篠山市高倉276
交通アクセス
JRをご利用の場合

・JR福知山線 篠山口駅下車、バス15分大山新下車2km歩
・JR福知山線 柏原駅下車、バス15分大山新下車2km歩
・JR篠山ロ駅または柏原駅より夕クシ一約15分

お車をご利用の場合

舞鶴若狭自動車道丹南篠山口I.Cより
国道176号線北へ約12分
大阪より70分・福知山より40分

駐車場
あり。

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