数珠巡礼

メニュ

曼殊院門跡

 

曼殊院門跡は京都五箇所門跡のひとつで洛北屈指の名刹です。門跡というのは、皇室一門の方々が住職であったことを意味し、勅使門の両側の塀に残る五本の白い筋はその格式を今に伝えるものです。

当寺院のさげわたし数珠玉

寺宝・名所

  • 大書院 十雪の間

    大書院の東の間

  • 小書院 黄昏の間

    正面左に曼殊院棚と呼ばれるものがあり、十種類の寄木でつくられている。

  • 八窓軒茶室

    京都三名席の一つで重要文化財。小書院に付属する茶室のひとつで、仏教の八相成道にちなむ八つの窓があることから八窓軒と呼ばれる。障子には四季折々に様々な色彩を映すことがあり、虹といわれる。

  • 庭園

    大書院前には遠州好みの枯山水庭園が広がっており、水の流れをあらわした砂の中に鶴島と亀島を配しています。一方小書院は静かに水面をさかのぼる屋形舟を表現しています。 鶴島にある樹齢400年の五葉松は鶴を表現しており、その根元には曼殊院型のキリシタン灯篭があります。 大書院の周辺には、霧島つつじが植えられており、5月のはじめには深紅の花を咲かせます。また曼殊院は紅葉の名勝としても有名です。

  • 大玄関 虎の間

    大玄関、虎の間襖絵(重要文化財)は狩野派一門、それも永徳の筆です。虎の胴が長く描かれているのは、その当時虎といったものが我が国の絵画のなかに描かれることがなかったので、おそらく想像の絵であろう。虎の獰猛さをあらわし、そのすばしこさを十分描いているのはさすが永徳です。

沿革

 

延暦年間(728~806)、宗祖伝教大師最澄により、鎮護国家の道場として比叡の地に創建されたのが曼殊院のはじまりです。
その後、天暦年間(947~957)是算国師のとき北野天満宮が造営されると、是算国師が菅原家の出生であったことから、初代別当職に補され、以後明治維新まで900年間曼殊院は北野別当職を歴任しました。
天仁年間に北野天満宮管理のため北山に別院を建立。その後、御所内公家町に移転し、明暦二年(1656)になり、桂離宮を創始された、八条宮智仁親王の第二皇子良尚法親王が入寺され、現在の地に堂宇を移し造営されたのが今日の曼殊院です。
良尚法親王は曼殊院造営の際、桂離宮を完成させたといわれる兄智忠親王のアドバイスを受けて建設され、桂離宮同様当時ヨーロッパで大流行した黄金分割が採用されています。曼殊院の瀟洒で、軽快な大書院・小書院は数奇屋風書院の代表的な遺構とされています。
また書院の釘隠しや引き手、欄間などが桂離宮と共通した意匠がみられ、同じ系列の工房で作られた物で、これらにより曼殊院は『小さな桂離宮』といわれています
書院庭園は武家の庭や寺院の庭とも違う、いわゆる公家好みの庭となっています。
曼殊院には過去後水尾上皇や霊元天皇、近年では皇太子殿下、秋篠宮両殿下 、常陸宮両殿下、平成24年には天皇皇后両陛下に行幸啓いただいております。

拝観のご案内

現在の情報

公開期間
無休
拝観休止日
なし。
拝観時間
9:00~17:00 (16:30受付終了)
拝観料
拝観料 一般600円、高校500円、中小学生 400円
ご連絡先
電話番号 / FAX
TEL 075-781-5010
URL
https://www.manshuinmonzeki.jp/index.html

行事案内

現在の情報

行事予定

1月3日不動尊初護摩
2月15日涅槃会
5月菌塚法要
7月5日良尚親王忌
正月・4月・9月弁財天例祭
毎月28日不動尊護摩供養

希望があれば、執事長が「10分間法話」をさせていただきます
事前に連絡をお願いします
(電話:075-781-5010)

交通案内

名称
曼殊院門跡
所在地
〒606-8134 京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
交通アクセス
京都市営バスをご利用の方

JR京都駅より5番、
地下鉄北大路駅より北8番、
その他31番系統で。
地下鉄国際会館駅より5・31番系統で。
一乗寺清水町下車、東へ徒歩20分

タクシーをご利用の方

JR京都駅より約35分
京阪三条駅より約25分
地下鉄北大路駅より約15分
地下鉄国際会館駅より約8分

叡山電鉄をご利用の方

修学院駅下車徒歩約20分

駐車場
あり。50台 無料(普通車のみ)

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