数珠巡礼

メニュ

大徳寺 黄梅院Daitokuji Obai-in

 

大徳寺の塔頭のひとつ。利休作庭「直中庭」を持ち、美しい苔とモミジが訪れる拝観者の目を楽しませる。織田信長、豊臣秀吉など戦国大名ゆかりの寺院。毛利元就の三男で豊臣秀吉政権の五大老をも務めた小早川隆景の寄進による、禅宗寺院において現存最古の庫裡や、加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰ったとされる釣鐘、また狩野永徳や長谷川等伯と並ぶ桃山時代の日本画家、雲谷等顔の障壁画(複製)などがあります。春と秋には特別公開が行われる。

当寺院のさげわたし数珠玉

寺宝・名所

  • 直中庭

    千利休66歳の時に作られたと伝わる。豊臣秀吉の希望により軍旗瓢箪をかたどった池を手前に配し、加藤清正伝承の朝鮮灯籠や、不動三尊石からなる池泉式枯山水庭園。

  • 昨夢軒

    利休の茶道の師である武野紹鴎好みと伝わる四畳半の茶室。

  • 破頭庭(方丈庭園)

    天正年間に作庭されたと伝わる方丈前庭「破頭庭」は手前半分を白砂で、奥半分を苔を配し、観音・勢至の二石でまとめられた簡素な庭。

沿革

 


臨済宗大徳寺派大本山、大徳寺の塔頭寺院。永禄5年(1562)、当時28歳の織田信長が初めて上洛した際に、父・信秀の追善菩提のために小庵「黄梅庵」を建立したことに始まります。本能寺の変によって信長が急逝すると、羽柴(後の豊臣)秀吉がこれを徐々に増築し、天正17年(1589)に「黄梅院」と改めました。
庫裡、鐘楼、客殿などは小早川隆景が寄進したもので、鐘楼に使用されている釣鐘は加藤清正が献上したもの、秀吉の軍旗「瓢箪」を象った空池を持つ「直中庭」を千利休が作庭するなど、桃山時代の戦国大名、文化人と非常に縁の深い寺院です。

拝観のご案内

現在の情報

公開期間
毎年春(4月~5月頃)、秋(10月~12月上旬頃)に特別公開を実施
公開内容
直中庭、書院、茶室「昨夢軒」、本堂、「破頭庭」、庫裏など
拝観休止日
毎年10月28日
拝観時間
特別公開期間中は10:00~16:00
拝観料
大人800円 中高生400円 小学生以下無料(保護者同伴)

交通案内

名称
大徳寺 黄梅院
所在地
〒603-8231 京都市北区紫野大徳寺町83-1
交通アクセス
電車、バスでお越しの方

【京都駅から地下鉄と市バス】
●地下鉄烏丸線京都駅から国際会館行き→北大路駅下車
北大路バスターミナル青のりばから市バス1・M1・北8・101・102・204・205・206系統
大徳寺前下車徒歩約5分【目安35分】
●京都駅烏丸口から市バス
A3のりばから市バス206系統 千本通、北大路バスターミナル行き
大徳寺前下車徒歩約5分【目安時間45分】
B2のりばから市バス101系統 二条城・北野天満宮・金閣寺行き
大徳寺前下車徒歩約5分【目安時間50分】
B3のりばから市バス205系統 西大路通、金閣寺・北大路バスターミナル行き
大徳寺前下車徒歩約5分【目安時間55分】

【京阪電車出町柳駅から市バス】
●出町柳駅前から市バス1系統 西賀茂車庫行き、102系統北野天満宮・金閣寺行き
大徳寺前下車徒歩約5分【目安時間30分】
●阪急大宮駅、嵐電大宮駅から市バス
四条大宮のりば8から市バス206系統 千本通、北大路バスターミナル行
大徳寺前下車徒歩約5分【目安時間35分

駐車場
大徳寺駐車場(有料)

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