数珠巡礼

メニュ

善峯寺Yoshimine Temple

 

京都西山の中腹に位置する観音霊場。3万坪の境内地を彩る四季折々の風情、京都市街の眺望が見どころ。樹齢600年以上の天然記念物「遊龍の松」、江戸時代、桂昌院お手植えと伝わる、樹齢300年以上のしだれ桜が有名です。

当寺院のさげわたし数珠玉

寺宝・名所

  • 山門(楼門)

    正徳6年(1716)建立、三間一戸の楼門形式のお堂です。楼上の本尊文殊菩薩と脇侍二天は、現在、文殊寺宝館に奉安しています。楼下の金剛力士は、運慶作で源頼朝寄進と伝えられています。個人団体問わず、参拝の方は山門受付を通り入山します。

  • 観音堂(本堂)納経(朱印)・御守授与所

    元禄5年(1692)建立、桂昌院の寄進により再建された入母屋造のお堂です。本尊千手観音は仁弘法師御作で、西国三十三所観音霊場の第20番札所の本尊です。脇本尊千手観音は源算上人御作で、京都洛西観音霊場の第1番の本尊です。納経(朱印)・御守はこのお堂で授与します。

  • 文殊寺宝館

    本尊は山門の文殊菩薩と二天が修復遷座され、平成12年建立されました。 約300点の仏像・絵画・書跡・染織・陶器など貴重な文化財を収蔵しています。

  • 鐘楼堂(つりがね堂)

    貞享3年(1686)、桂昌院により建立されました。徳川5代将軍綱吉公の厄年にあたり寄進され、“厄除けの鐘”と云われています。

  • 遊龍の松

    五葉松で樹齢600年以上、全長37m、国の天然記念物に指定されています。主幹が地を這うように伸びる巨大な松は、臥龍の遊ぶ様に見えることから、安政4年(1857)、花山前右大臣家厚公により〝遊龍〟と命名されました。善峯寺で特に有名なこの松は“日本一の松”と人口に膾炙されています。平成6年に松くい虫の被害により、全長50mほどの松が15m余り切断され、現在は全長37mとなっています。標石は明治26年、鳥尾中将の書です。

  • 桂昌院しだれ桜

    樹齢300年以上、当山一のしだれ桜です。江戸時代、桂昌院お手植えと伝えられます。この桜はもみじとの合体木で、二本の古木が絡み合った結び木となっています。JR東海のCM「そうだ 京都、行こう。」で放映されて有名になりました。

沿革

 

善峯寺は平安中期の長元2年(1029)源算上人により開かれました。源算上人は比叡山横川の恵心僧都(源信)に師事して、47歳で当山に入り、小堂に御自作の千手観音を本尊として奉安されます。長元7年(1034)後一条天皇より鎮護国家の勅願所と定められ、「良峯寺」の寺号が下賜されます。長久3年(1042)後朱雀天皇勅命により、洛東鷲尾寺の仁弘法師御作千手観音を当山に遷して本尊とされて、先の観音像を別に祀られました。建久3年(1192)後鳥羽天皇より現在の「善峯寺」の宸額が下賜されました。また白河天皇や後花園天皇により伽藍寄進整備がなされ、後嵯峨天皇や後深草天皇など皇室の御崇敬をうけました。

鎌倉時代には慈鎮和尚や証空上人が住職を勤め、また西山宮道覚入道親王を始め、青蓮院門跡より多くの親王が籠居され、他にも多数の僧の入山により、室町時代には僧坊52に及びますが、応仁の乱により大半の坊が焼失しました。その後、江戸時代には徳川5代将軍綱吉公の生母である桂昌院を大檀那として、現存の鐘楼・観音堂・護摩堂・鎮守社・薬師堂・経堂が復興されて、幾多の貴重な什物が寄進されました。
現在の当山は、西国三十三所観音信仰、遊龍の松、桜・あじさい・秋明菊・紅葉など季節の彩り、京都市内の眺望が特徴です。また所有地36万坪、境内地3万坪、多くの堂塔伽藍ならびに数百点にのぼる貴重な什物を受継いでいます。

拝観のご案内

現在の情報

公開期間
通年公開
公開内容
境内諸堂、回遊式庭園
拝観時間
土日祝日8:00・平日8:30 ~ 17:00(16:45受付終了)
拝観料
大人500円、高校生300円、小・中学生200円
ご連絡先
電話番号 / FAX
TEL 075-331-0020 / FAX 075-332-8342
URL
http://www.yoshiminedera.com/index.html

行事案内

現在の情報

1月2日修正会 大般若転読法要
8月15日 施餓鬼会
12月31日除夜の鐘

交通案内

名称
西山 善峯寺
所在地
〒610-1133 京都市西京区大原野小塩町1372
交通アクセス
公共交通機関をご利用の場合

JR
JR向日町駅下車(JR京都線)、阪急バス66番(善峯寺行き)30分、終点「善峯寺」下車、徒歩8分。

阪急電車
阪急東向日駅下車(阪急京都線)、阪急バス66番(善峯寺行き)30分、終点「善峯寺」下車、徒歩8分。

阪急バス66系統
JR向日町~阪急東向日~向日市役所前~右京の里~灰方~小塩~善峯寺 (JR阪急各駅より所要 約30分 片道370円)
※但し、冬季の間(1/6~2/末)は、「小塩」バス停発着となります。

タクシー
JR向日町駅・阪急東向日駅・阪急長岡天神駅から善峯寺までは約20分、約2,500円です。(H30.4現在)

お車をご利用の場合

・京都縦貫道 沓掛I.C(亀岡方面との出入り口専用IC)
京都市内 国道9号線より
〔乗用車~大型バス 約20分 6.8km〕

・京都縦貫道 大原野I.C(大山崎方面との出入り口専用IC)
〔乗用車~大型バス 約15分 6.0km〕

・京都縦貫道 長岡京I.Cより〔乗用車 約25分、マイクロ~大型
バス 約30分 約7km〕

・名神高速道路 大山崎ICより〔乗用車約30分、大型バス約40分
約9km〕

・名神高速道路 京都南ICより〔乗用車約35分、大型バス約1時間
約12km〕

駐車場
開門時間 8:00(平日8:30)~17:00 普通車 500円(150台)

同エリアの社寺

巡礼社寺一覧を見る