数珠巡礼

メニュ

妙蓮寺Myouren-ji Temple

 

妙蓮寺は、日蓮大聖人より京都布教のご遺言を託された日像聖人が入洛し、初めて草履を脱いだ道場です。日像聖人により日蓮聖人の御教えは京都へ伝わり広まりました。京都で最初のお題目道場です。

当寺院のさげわたし数珠玉

寺宝・名所

  • 山門

    この山門は、天命の大火 天明8年(1788)で消失した後、文政元年(1818)に禁裏(御所)より拝領したもので、両袖(小門が両方についている)番所付きは、稀に見る格式高いものです。 御所塀といわれる横5本の白漆喰の線が入った塀も、禁裏から許されないと、建造できなかったようです。山門は薬医門と呼ばれ、通常前側2本、後ろ側2本の4本の柱で屋根を支えるのですが、薬医門は屋根の中心が棟の中央に位置せずに、やや前方にきます。 そのため、前方の柱が太く加重を支える構造になります。 妙蓮寺の薬医門は2丈6尺(約8m60cm)の大きな門です。

  • 妙蓮寺鐘楼

    妙蓮寺鐘楼は国の重要文化財に指定されていないが、様式的にみて江戸時代初期に 建立されたもので、全国的にみても数少ない本格的な袴腰鐘楼で日本建築史上、江戸時代を 代表する貴重な遺構です。  鐘楼の建立年代については明らかではないが全体の形態と細部の手法、意匠から江戸初期 のものと推定されます。桁行二間、梁間二間、入母屋造本瓦葺で平に扉を設けており、本格的手法による丁寧な造りの鐘楼であるが、江戸時代の好みに合わせて屋根 を大きくし、しかも腰組が三手先であるためまとまりは袴腰部分に比して上部が大きくなり、 稍不安定な反面、全体として重厚感を与えるのは工匠の非凡な能力を示すものです。

  • 十六羅漢石庭

    桂離宮の造営に携わった妙蓮寺の僧侶 玉淵坊日首ぎょうくえんぼう にっしゅの作庭。 中央の青石は、四国産と言われているが、伏見城から移築したものと伝えられています。 日首が伏見城で豊臣秀吉と歓談中、褒美になにかやろうと言われて、 「この庭にある臥牛石がぎゅうせきを所望したい。ただし、愚僧が妙蓮寺に帰り着くまでに運び込んでおいてほしい」と答えたところ、「よし、わかった」と。 日首が帰ってみると、ちゃんと運び込んであったという逸話が残っています。 時の権力者、秀吉の権勢には不可能がないという逸話です。

  • 御会式桜

    10月13日の日蓮大聖人御入滅の日、前後から咲き始め、年をまたいで、4月8日のお釈迦様の聖誕日ごろ満開となる珍しい桜です。 この桜の散った花びらを持ち帰ると「恋が成就」すると言われています。

  • 長谷川等伯一派 筆 障壁画(重要文化財)

    現在は宝物殿に収蔵されています。

  • 立正安国論写本 本阿弥光悦筆(重要文化財)

    現在は宝物殿に収蔵されています。

お知らせ

  • 日蓮大菩薩 御生誕八百年 慶賛法要 オンライン配信

    令和3年4月11日 (日)午後2時より配信

沿革

 

大本山妙蓮寺は、宗祖日蓮大聖人より帝都弘通宗義天奏の遺命を受けた日像聖人によって、 永仁2年(1294)に創建されました。
日像聖人が遺命を果たすため鎌倉より京都へ上られた時、 五条西洞院の柳酒屋は深く聖人に帰依し、未亡人は邸内に一宇を建立して聖人を請じ、卯木山妙法蓮華寺と称します。これが妙蓮寺の縁起です。(柳の字を二つに分けて卯木山という。)
その後、たびたびの法難にあいますが、応永年間(1420年頃)本勝迹劣、本迹一致の論争を 契機に妙顕寺を退室した日慶聖人によって柳屋の地に本門八品門流として再興されました。
その後、寺域を堀川四条に移し、皇室ならびに伏見宮家と関係深い日応僧正を迎えるにおよび、 皇族始め足利将軍義尚等の参詣多く、また今出川家の公達日忠聖人は、三井寺より改宗して 当寺に投じて学室道輪寺を創立し、本化教学の道場を開きます。
ここにおいて当寺の法運は隆昌 を極め、山門の様式も格式高いものとなりました。
天文5年(1536)には、法華宗の隆昌を妬む比叡山天台宗を筆頭に諸宗の僧俗10万人に よって襲撃され、妙蓮寺をはじめとする日蓮聖人門下21本山は、ことごとく灰燼に帰し堺 に立ち退きます。
天文11年(1542)大宮西北小路に復興され、天正15年(1587)には、豊臣秀吉の聚楽 第造営に際して現在地に移転しました。
当寺は、1k㎡の境内に塔頭27ヶ院を有する大寺院で あったが、天明8年(1788)の大火によって、そのほとんどが焼失し、わずかに宝蔵・鐘楼 を残すのみとなります。
寛政元年より漸次復興して、現在に至り、塔頭8ヶ院を残しています。

拝観のご案内

現在の情報

拝観休止日
毎週水曜日、年末年始 ※年間行事などにより拝観できない場合があります。
拝観時間
10:00~16:00
拝観料
方丈、庭 500円 宝物殿拝観料※要予約 300円
ご連絡先
電話番号 / FAX
TEL 075-451-3527
URL
http://myorenji.or.jp/index.php

行事案内

現在の情報

妙蓮寺 年間行事予定

1月1日午前0時元旦会
1月12日午後2時本山講 初講
2月3日午後2時節分会
2月12日午後2時本山講 涅槃会・宗祖降誕会
3月春分の日午前11時春季彼岸法要
4月12日午後2時春の大会
4月28日立教開宗会
5月12日午後2時本山講 伊豆法難会
8月16日午前11時・午後2時盂蘭盆施餓鬼法要
9月12日午後2時本山講 龍の口法難会
9月秋分の日午前11時秋季彼岸会
10月12日午後2時宗祖御会式
11月12日午後2時御開山会・三師会
12月31日除夜法要
毎月12日午後2時本山講

交通案内

名称
本門法華宗 大本山 妙蓮寺
所在地
京都市上京区寺ノ内通大宮東入ル(寺ノ内通堀川西入ル)
交通アクセス
京都駅方面よりお越しの方

JR京都駅 中央口発
市バス 9番 二条城・金閣寺行き
(乗り場番号 B1乗り場より乗車)
市バス「堀川寺之内」停留所下車
寺之内通を西へ100m 徒歩2分

京都市営地下鉄をご利用の方

京都駅なら地下鉄「京都」駅より
国際会館方面へ乗車
「今出川」駅下車 徒歩16分

地下鉄「四条」駅(四条烏丸)より
市バス12番乗車も便利です。

京阪電鉄をご利用の方

「四条京阪」 「三条京阪」 より
市バス12番乗車 「
堀川寺之内」下車 徒歩3分
「出町柳」駅からはタクシーが便利です。
市バス利用なら
102番・201番・203番+西方向行きに乗車
「今出川大宮」下車 徒歩10分
☆三条か四条から市バス12番を利用したほうが徒歩少ない。

「西陣織会館」・「晴明神社」より徒歩9分

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