数珠巡礼

メニュ

聖護院Shogoin Temple

 


修験道・山伏の総本山です。
宗祖は約1380年前の役行者神変大菩薩で、白河上皇「熊野詣」先達の功績により増誉大僧正が賜った寺院です。後白河天皇の皇子静恵法観王が宮門跡として入寺以後、皇室とゆかりの深い寺院です。

当寺院のさげわたし数珠玉

寺宝・名所

  • 大玄関

    山門正面にあり宸殿への入口である。内部には桃山障壁画の遺風を残す堂々とした老松が狩野永納、益信の筆によって描かれ、その構図は見るものを圧倒する。中の1面に筆による落書きが残る。

  • 宸殿

    大玄関、孔雀、太公望、波の間等内部の部屋は15を超え、狩野永納、益信筆による障壁画が130面にも及ぶ。宸殿は法親王が居住する門跡寺院の正殿である。書院作りの影響を強く受けているが、寝殿造りの形式を残し、宮殿風に造られている。

  • 書院

    延宝4年に聖護院が現在地へ移転したとき、御所の建物が移築されたと伝えられる。二之間に大床があるのは門跡寺院に多く、御所には稀という。

  • 木造不動明王立像

    宸殿安置。 木造 鎌倉時代作。 重要文化財。

沿革

 


天台の第5代座主、智證大師円珍(814-91)が、 熊野那智の滝に一千日篭居をされた後、熊野より大峰修行を行われました。
その後大師の後を継ぎ、常光院の増誉大僧正が大峰修行を行われ、 修験僧として名をはせました。
この増誉大僧正は、寛治4年(1090)の白河上皇が熊野三山を参詣する熊野御幸に際して先達を務められ、その功績によって聖体護持の2字をとり、 聖護院という寺を賜ったのが聖護院の始まりになります。

増誉大僧正は、この時熊野三山検校職に任命され、 本山派修験の管領として全国の修験者の統括を命じられ、 聖護院の最盛期には全国に2万余の末寺をかかえる一大修験集団となりました。
この後上皇によって行われた熊野御幸の案内は代々聖護院大先達が勤め、 「伊勢へ七たび 熊野へ三たび 愛宕まいりは月まいり」と言われるほど、熊野詣は盛んになり、また愛宕山も修験の行場として栄えました。

後白河天皇(1156-58)の皇子、静恵法親王が宮門跡として入寺されてより後、 明治維新まで37代門主のうち、25代は皇室より、12代は摂家より門跡となられた皇室と関係の深い寺院です。
しかし応仁の乱で焼失、洛北岩倉へ移ったのですが再び火災に遭ってしまいます。
その後市内烏丸今出川に建てられた伽藍も延宝の大火で延焼、同4年(1676)に旧地に復しました。
現在の建物はこの時のものですが、役行者一千三百年御遠忌を記念し、 全国の教信徒の協力を得て数年をかけ修理、平成12年に完成しました。

拝観のご案内

現在の情報

公開期間
参拝は無休。有料拝観は秋期のみ。 
公開内容
有料拝観は、秋の期間に予約不要の特別公開という形で 広くご拝観いただけます。
拝観休止日
聖護院公式HPもしくは京都春秋HPでご確認ください。
拝観時間
参拝 : 9:30〜16:30(9月〜3月) 9:30〜17:00(4月〜8月) 有料拝観 : 9月中旬~12月 10:00 ~ 16:00 
拝観料
参拝 無料 拝観料 800円
ご連絡先
電話番号 / FAX
TEL 075-771-1880 / FAX 075-752-4088 
URL
https://shogoin.or.jp/index.html

行事案内

現在の情報

行事予定

1月8日~14日寒中托鉢修行
1月25日諡号記念法要と年賀式
2月2日・3日節分会
2月19日開山増誉大僧正御正忌法要
4月中旬葛城修行
6月7日高祖役行者報恩大会
9月初旬大峯奥駈修行
11月29日智證大師講法要
毎月1日・21日修験講習会
数年に1度国峰修行

交通案内

名称
聖護院門跡
所在地
〒606-8324 京都市左京区聖護院中町15
交通アクセス
京都交通 市バスをご利用の方

京都駅より
206号で熊野神社前下車。ひとつ北の通りを東へ160メートル。

阪急河原町駅より
201・31号で熊野神社前下車。ひとつ北の通りを東へ160メートル。

京阪電鉄をご利用の方

神宮丸太町駅で下車。
いちばん北の5番出口より出てください。
鴨川を背に、大文字山に向かって徒歩750メートル。

京都市営地下鉄をご利用の方

京都駅より
北行きに乗車し、丸太町駅下車
市バス65・202・204号で熊野神社前下車。
熊野の交差点のひとつ北の通りを東へ160メートル。

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